思い出の富士登山体験記! 人生で一度はやっておきたかった!

登山

学生時代、人生で一度はやっておきたいと思って富士山に初めて登ったのですが、せっかくなので思い出を振り返りつつ、これから初めてチャレンジされる方向けに自分の体験談を紹介したいと思います!

準備の必要なアイテムだったり、どういうところに苦労したかなど、参考までに記載しますので、皆さんもぜひ登ってみてください!

バスツアーでスタート地点は5合目から!

都内からバス移動、富士山登山中の宿付パックみたいなのがあったので、それでチャレンジしました。昔の料金なので記憶が怪しいですが、確か2万円しないくらいだったと思います。

富士山 5合目

5合目はお土産だったり、店が多く、ちょっとした観光スポットみたいになっており、ここではまだ"登山感"はない感じです。みなさん写真撮影しまくって、浮足だっている感じ。

余裕で快適だった5合目~7合目

時刻は昼~夕方の間に出発。道中、馬が歩いていたり、5合目までの丘陵を見渡せたり、なかなか快適でハイキングのような道のりで歩いているのが楽しいゾーンです。

富士山 6合目

7合目くらいになると、雲の上になるので、普段は体験できない雲海の景色を楽しめます。

富士山 7合目

7合目で宿。しかし7合目の宿泊は失敗だった!

数時間ほど歩いて、宿に到着。写真を見るとわかるように、富士山の宿は、どこも隣の人と密着するくらいの近い環境なので、耳栓は必須!

富士山 7合目

また、宿泊料金が少し安いからという理由で7合目の宿を選んだのですが、これが結論としては失敗。8合目など標高が上になっているところに宿泊したほうが高山病の対策になるからです。

深夜の暗闇、8合目からの難易度はレベルがアップ!

夜の富士山は別の顔を見せます。

一寸先は闇。

富士山 8合目

LEDライト無しに登ることは厳しいので、絶対に忘れず準備するようにしましょう。
また、7合目までのカンタンな道のりと違って、7~8合目以降は足場の悪い岩場が続きます。

富士山 8合目

外人さんたちは陽気に歌を口ずさみ、グループのみんなも雑談しながら楽しくホイホイ登っていきますが、足場の悪い岩場がずっと連続すると、そんな元気もだんだんとなくなっていきます。

なので、宿の場所次第ですが、山頂で朝陽のご来光を見たい人は、早めに出発しましょう。体力のある人は良いですが、普通の人は7~8合目から一気にペースが落ちちゃうので、余裕を見ておいたほうが良いです。(この意味もあって、宿はなるべく頂上に近いところのほうがペース配分がラクになります)

それと、この辺りは風が強く、それに伴い砂がめちゃくちゃ飛んできて、目や鼻、耳に入ってくるので、ゴーグル&マスク、またはフルフェイスマスクを準備しておくことを強くオススメします。

8~9合目以降は高山病で嘔吐している人たちが続出

富士山は頂上に近づくにつれて酸素濃度が薄くなるので、高山病になってグロッキーになる人がマジで続出します。

富士山 8合目

少なくとも自分が登山した時は、色んなところでうなだれたり、寝転んだり、あらゆるところでゲロを嘔吐する人たちが大量でした。さらに小さい子どもが店の中で吐いてしまって、店の人が怒っていたことも思い出の一つです。(これは色んな意見があるかもですが、自分は子どもの親がちゃんと診れていないのが悪いと思います。山は原則、自己責任ですので。)

自分は吐くまでいかなかったのですが、頭痛がひどくなり、気分が悪くなったのは覚えています。この時の反省があるので、なるべく8合目以降の宿に泊まって、ゆっくり頂上を目指せるペースにすることを本記事では推奨しています。(自分たちは7合目で宿泊し、そこまでの道のりがカンタンなことも余裕をぶっこき、8合目以降で慌てて頂上を目指したので具合が悪くなった為。)

高山病に耐えながら、なんとかご来光

天気が悪いと頂上まで行けないこともあるのですが、自分が富士登山した時は天候にも恵まれて、無事にご来光を眺めることができました。

富士山 頂上付近

この時の景色は本当にすごくて、かなりの感動に包まれていました。まさに、人生で一度はやっておきたいこと、です。

真に大変なのは下山…

ここも要注意なのですが、富士登山は頂上で燃え尽きてはいけません。

登りと同じ距離、下りも歩かなくてはいけないからです。

疲労はピークを通り越して、脚もガクガク。ボーっとしたまま、なんとかかんとか下山をし、帰りのバスは死んだように眠っていました。(目を覚ますと、あっという間に都内に到着していました。)

登りも下りも一貫して大事なことは、自分のペースでしっかり着実に進むこと。諦めたら、そこで試合終了です。

感想

富士登山は甘く見てはいけない。かなりハードなので、道具も体力も、しっかり事前準備が必要。

なるべく若いうちに登っておいたほうがラクなのと、もし家族を持っている方は、あまり小さい子どもを無理に付き合わせてはいけないと自分は思います。登山の楽しさを教えるなら、もっと良い山がたくさんあるからです。

大自然に心のエネルギーをもらえますが、身体のエネルギーはめちゃくちゃ消費してしまう。それが富士山です。書くまでもないことですが、水や食べ物は余分にあったほうが良いですし、そのほか衛生用品や酸素マスクも可能なら持って行ったほうが良いです。山の上では、どんなに疲弊しても、だれも助けてくれません。原則、自己責任で、自分で解決しないといけないからです。